「デルフィン」はエドックスのラインナップのなかでも、特に長い歴史を持つ、ブランドのアイコンとなるコレクション。また、エドックスの歴史においてことさら重要な、防水時計の原点となるものです。
エドックスは他の多くの時計ブランドに先駆けて、1950年代の早い時期から、防水時計の開発に着手。1961年に画期的な防水機構である「ダブルOリング」を発明・特許取得します。
ダブルOリングは、ダブルガスケットのリュウズシステムにより、リュウズをねじ込み式にすることなしに高い防水性能を維持可能というもの。その状態で200m防水を実現した、まさに画期的な発明でした。
そしてそのダブルOリングを搭載し、1961年に発表されたのが、エドックスの初のダイバーズウォッチである初代「デルフィン」。そうして以降、エドックスは“The Water Champion”をブランドメッセージに掲げ、防水時計のスペシャリストとして名声を獲得していったのです。
「デルフィン メカノ オートマティック」は、そんな「デルフィン」の最新進化版として、2020年に登場したモデル。
1973年に発表された「デルフィン」の12角形ベゼルとビスを踏襲したスタイリッシュなデザインが特徴。もちろん、ダブルOリングを搭載。さらに、ねじ込み式リュウズも採用。200mの高防水性能を備えます。
そして最大の特徴がエドックスで初めてのフルスケルトン構造にされたこと。ダイヤルのオープンワークが、エドックスのブランドマークである砂時計にされているのも、目を引く魅力のポイント。地板やブリッジや各パーツを精巧にくりぬいたフルスケルトンの精緻な美しさも要注目です。
「デルフィン」はエドックスのコレクションのなかでも特別なモデル。“The Water Champion”をブランドメッセージに掲げ、防水時計のスペシャリストとして名声を獲得した、エドックスの代表作です。
「デルフィン メカノ オートマティック」は、そんな「デルフィン」の最新モデル。1973年発表のモデルをモチーフにした、12角形ベゼルとビスのデザインがスタイリッシュ。ケースとブレスレットを一体でデザインした、ラグジュアリースポーツウォッチのスタイルも都会的な雰囲気ですね。
また、大きな特徴がフルスケルトン。精巧なメカニズムをじっくりと眺め楽しめるのは、機械式時計好きにとって堪らない魅力。エドックスのブランドマークである砂時計をかたどったダイヤルのオープンワークもチャームポイントです。
2022年の新作は、グレーPVDのケース＆ブレスレットが特徴。オープンダイヤルをブラックに、そのダイヤルとケースのモノトーンのカラーリングも格好いい。
そして、この高性能や、精巧なスケルトン加工、精緻な仕上げでありながら、この価格というのが素晴らしい。エドックスはどのモデルもそうですが、特に「デルフィン メカノ オートマティック」はコストパフォーマンスに優れている。本当によいモデルだと思います。
Written by Yoshimasa Hoshiba
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| 品番 | 85303-357GNM-NGN |
| カラー | グレー |
| ムーブメント | 自動巻き(EDOX853、42時間パワーリザーブ) |
| 機能 | 時針、分針、秒針 |
| サイズ | 43㎜径、12㎜厚 |
| ケース | 316Lステンレススティール(グレーPVD) |
| ダイアル | ブラック |
| ベゼル | 316Lステンレススティール(グレーPVD) |
| 防水性 | 20気圧/200m |
| ストラップ | 316Lステンレススティール(グレーPVD) |
