ダニエル・クレイグカーディガンのToab モデルは非常に細い糸で作られており、次のような特徴があります。
番手がウールの中で最も高い糸で、非常に細かいです。
マシンには、ボディに 6 つのスレッド、エッジとスリーブに 7 つのスレッドを一緒に使用して製作。
編み上げた後、一旦ドライクリ-ニングをし、さらには30 度の温水で 4 分間洗いにかけます。
水洗い後は1kg以上の重さがあるために、60度で約35分間の乾燥プロセスにかけます。
このように大変手間がかかるために、1日に5枚程度しか生産できない手の込んだスペシャルな一品です。
【干場着用サイズ】
身長178㎝、体重62Kg 着用サイズ:48

【青春時代に憧れた思い出の老舗ニットブランド】
1881年にニットの本場スコットランドで誕生した「Mc GEORGE(マックジョージ)」は、僕にとって思い出深いブランド。高校時代、初めてBEAMS 渋谷店で買った「名品」と呼ばれるアイテムが、Mc GEORGEのシェットランドセーターだったんです。本当は高品質で有名なここのカシミヤセーターがほしかったんですが、さすがに当時は高価過ぎて手が出ず……。それでも、手に入れたのがうれしくて、10年以上着続けた記憶があります。
そんなMc GEORGEと久しぶりに再会したのは、ストラスブルゴの展示会でした。ストラスブルゴといえば、上質なイタリアものを中心としたスタイルを打ち出しているお店というイメージが強かったので、まさかMc GEORGEを扱っているとは思わず……。意外性も手伝って、スタッフの方にすすめられるままにショールカラーのカーディガンを試着してみたんです。それが、すごくツボにハマってしまいまして……。
このカーディガン、何が気に入ったかというと、ニットのボリュームや編みの具合。厚手に見えますが、ウールカシミヤなのでそこまでの重さは感じず、しかもこれなら真冬以外はアウターなしで過ごせそうです。
長年、ショールカラーは自分が着るにはオジサン臭いかなと苦手意識があったんですが、これなら自分でもちょっと着てみたいなと。色はブラックかネイビー。映画『ドラゴン・タトゥーの女』でダニエル・クレイグ扮する雑誌発行責任者のミカエルのコーディネイトがイメージです。
ことの真偽は不明ですが、劇中の服選びにはダニエル・クレイグ自身の要望も多く反映されていたらしく、プライベートでMc GEORGEを愛用するクレイグが衣装として持ち込んだという噂も。ミカエルのスタイルは、一見地味に見えますが、上品でありながらナチュラルで、カジュアルながら上品さがあるのが魅力なんです。レイヤードも巧さも飛び抜けていますから、ぜひ参考にしてみてください。
劇中ではカーディガンの中にシャツとニットを重ね着することが多かったようですが、僕は若々しい感じに仕上げたいのでシンプルなTシャツでいこうかな。そうなると、ボトムスはデニムかジョガーパンツでしょうね。何にも考えずに、その日の格好にサッとはおって外に出てきました、みたいな気負いのなさがポイントかと。それでも、このカーディガンなら、さりげなくラグジュアリーな雰囲気も醸し出せると思います。
それにしても、約30年の時を経て、思春期に憧れたMc GEORGEのカシミヤを使ったニットを手に入れることになるとは。なんだか感慨深い話ですよね。
Written by Yoshimasa Hoshiba
MINIMAL WARDROBEのYoutubeチャンネル『MINIMAL WARDROBEチャンネル Vol.116』も合わせてご視聴ください。
干場にとって、思い出深いブランド「Mc GEORGE」。そのMc GEORGEとストラスブルゴの展示会で運命的な再会を遂げました…。MMWでこの度、なんと販売させていただけることになりました!!
MINIMAL WARDROBEチャンネル Vol.116をみるには>>こちらをクリック
品番 | TOAB_Navy |
カラー |
ネイビー |
素材 | ウルトラファイン メリノウール 90%、カシミヤ 10% |
生産国 | スコットランド |
Notes |
Size:44 | Size:46 | Size:48 | Size:50 | Size:52 | |
着丈 | 62.0 | 64.0 | 66.0 | 68.0 | 70.0 |
胸囲 | 46.0 | 48.0 |
50.0 | 52.0 | 54.0 |
裄丈 | 79.5 | 81.0 | 82.5 | 84.0 | 85.5 |
裾幅 | 37.0 | 39.0 | 41.0 | 43.0 | 45.0 |
単位:cm