ミラノの洗練されたエレガンス
SERAPIAN
1928年にステファノ・セラピアンがイタリア・ミラノを拠点に高級アクセサリーや革小物をデザイン・販売し始めたことから生まれたSERAPIAN。
最高級の素材、ハンドメイド、イタリアのクラフツマンシップ 他と一線を画す、長い歴史を物語るセラピアンの特徴とは…。
SERAPIAN誕生まで
1914年、アルメニアで生まれたステファノ・セラピアンは激化する紛争から逃れるために母国を離れます。多くの逆境を乗り越え、’20年代初めにイタリアに到着し、まずヴェネツィアに暮らした後、ミラノで定住することになります。その後、職人工房で働き始め、そこで見た女性職人の才能豊かな手仕事に興味を覚え、自分も端切れ革を使って物作りを試します。
彼の最初の革製品をデザインし、生産を開始します。ミラノ中を自転車に乗って巡りながらそれらを売り、徐々に他の町にも販路を広げていきます。その旅の中で将来の妻であり、ビジネスパートナーとなるジーナ・フローリと出会います。そして、彼女の高級品に対する洗練されたテイストに大きな影響を受けることとなります。
セラピアンはミラノのヨンメッリ通り(Via Jommelli)にオーダーメイドのアトリエを開き、ここがメゾンの製造拠点となります。
このすぐれたアトリエには、特別な何かを求める裕福な女性たちや洗練された男性たちが多く訪れ、彼らを魅了することとなります。魅力的な色と高級素材で作られたオーダーメイドバッグは、最盛期の’50年代ー’60年代にローマ・チネチッタの魅力、そしてMade in Italyへの憧れの急上昇や、イタリアのハイソサエティな人々や国際的人気俳優たちからの注目を浴びることとなりました。
高級素材を使用したモノづくり
Mosaico(モザイコ)
1947年にステファノはラム・ナッパレザーのリボンで作り出す、モザイクのような編み込み加工Mosaicoを発表します。
そしてこれは今日もメゾンを象徴するデザイン。
この目を引くセラピアン独自のデザインは、幅1cmに満たないラム・ナッパレザーのリボンを手で編み込んで作られ、ビザンチン・モザイクや日本の折紙のような幾何学的な視覚効果のある柄を生み出します。しなやかで丈夫な Mosaico は時を経て進化し続ける不朽のアイテムとなっております。
“Signed by our Artisans”- 職人たちのサイン
いくつかのモザイコバッグには職人のパーソナルサインが添えられています。職人ごとの異なるカラーで、内側のレザータグ、職人が自由に選んだ箇所にカラーのストライプを配置しています。
メゾンを代表する素材
Rugiada(ルギアダ)
繊細な質感プレシャスでしなやかなイタリアンカーフレザー。
“Rugiada”はイタリア語で露の意。 きめ細やかな質感は、シルクのような手触りと、 朝露のような優しい光沢を生みだします。
Stepan(ステパン)
丈夫なキャンバスが 1972年に登場。
”S”のレターが全面にエッチングされた、防水性のある非常に丈夫なスプレッドコットン素材。軽量で、丈夫なため、幅広い用途が期待できます。
こちらの商品はYouTube・MINIMAL WARDROBEチャンネル Vol.76「プレゼントのつもりが、、、自分買い!!」でも詳しくご紹介しておりますので、こちらも是非ご視聴ください。