イタリア Condorpelli社が手掛けるMANZONI24がMINIMAL WARDROBEに初登場。
ロロ・ピアーナ製のダブルフェイスのウール素材を使用したアワードジャケット。
カジュアルなデザインであるアワードジャケットに、贅沢にもロロ・ピアーナのウール生地を使用し、袖部分は柔らかなラムレザーで仕上げました。
身頃と袖部分を同系色にすることで、大人の男性でもご着用いただけるシックな1着が完成。カジュアルなボトムスにはもちろんのこと、ウールトラウザーズにも合わせていただける上品なブルゾンです。
【干場着用サイズ】
身長 177cm、体重 67kg、着用サイズ 48
【知る人ぞ知る、業界人注目のラグジュアリー】
ここ数シーズンのイタリア出張では、セレクトショップのSTRASBURGO(ストラスブルゴ)のバイイングチームに帯同する機会が増えました。そこで紹介してもらったのが、1951年創業のCondorpelli(コンドルペッリ)社が手がけるブランド「MONZONI24(マンゾーニ24)」です。ブランド名は、ミラノのマンゾーニ通りの24区画に店舗を構えたことに由来。特に、レザーの扱いには定評があり、新しい技術を積極的に起用する斬新なアイデアでも注目を集めています。
とはいえ、知る人ぞ知るファクトリーブランドといった感じで、ファッション通の間では人気急上昇中ですが、一般的にはまだまだこれから。それゆえ、未だコスパが抜群で、僕から見たら伸びしろしかありません(笑)。わかりやすく言うと、シンプルでクリーン、そしてものすごく上質。例えば、ロロ・ピアーナの生地を惜しげもなく使って、現代的なバランスのデザインに仕上げるといった、(貴族的な)品の良さがポイントです。
で、今年1月にミラノのショールームで見せていただいたのが、このアワードジャケットでした。僕の世代では「スタジャン」と呼んだほうがしっくりくるのですが……(笑)。
本来はアメリカ発祥のスポーティなアイテムなのですが、このジャケットは目にした途端、そういう既成概念を超越する圧倒的な存在感を放っていました。従来のスタジャンは、ゴワゴワしたレザーの袖とメルトンウールのボディの組み合わせですが、これは超上質な大人のブルゾンといった趣。これまでスタジャンを着たいと思ったことが一度もなかった僕が、初めて欲しいと思えた一着でした。
昨今、「オールドマネースタイル」と呼ばれる上流階級の人たちが好むような静寂で気品溢れるスタイリングが、海外のお洒落な大人たちの間で話題になっているからなのかもしれませんが、こういう上質な素材&仕立てで、シンプル&ベーシックなデザインというのが気分なんですよね。その分、スタイリングのセンスは問われますが、僕的にはあれこれ考えるより、まずは王道を実践することが大切。自分らしさは、その後にチューニングできますから。
と言いながら、僕の場合、ボトムズの組み合わせは鉄板のウールのスラックスではなく、白のコットンパンツが最有力候補。グレーやベージュでもいいのですが、カジュアルかつ清冽な印象を残したいので、あえて爽やか路線でいかせてください(笑)。ジャケットの中は、Tシャツやカシミヤセーターがいいかな。とにかくものがいいので、シンプルに着たいと思います。足元は、ラグジュアリーなスニーカーとか、柔らかなスウェードレザーのシューズなどがおすすめ。控えめを心がけているのに、どうしても育ちの良さがにじみ出てしまう。そんな雰囲気がつくれたら、もう言うことありません(笑)。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 24U580/DBWL8 |
素材 | 本体:ウール100% 裏地:ポリエステル100% 皮革部分:羊革 |
生産国 | イタリア |
Note |
サイズ表記 | 44 | 46 | 48 | 50 |
バスト | 104 | 108 | 112 |
116 |
肩幅 | 43 | 44 | 45 | 46 |
着丈 | 62.5 |
63.5 | 64.5 | 65.5 |
袖丈 | 62 | 63 | 64 | 65 |
(単位:cm)
第308回目のMINIMAL WARDROBEチャンネル(@MINIMAL WARDROBE )は、少し値段は張る...けど、一生モノとして使えるスタジャンをご紹介!
MMWでも今季初の取り扱いとなるMANZONI24の魅力を徹底紹介。
MINIMAL WARDROBEチャンネルVol.308はこちらから