知的で好奇心を忘れない大人のためのフレグランス。伝統的な和木とリッチフレグランスが融合し、美しい旋律となって心地よく包み込みます。凛とした木々の佇まいを表現し、ラグジュアリーな余韻を残す、珠玉のオードパルファムです。
持続時間:約5~7時間
HINOKI
三重県産ヒノキオイル配合
日本で古くから神聖な木として敬われてきたヒノキ。
その神秘的で清々しウッディの香りに、生き生きとしたサイプレスの爽快感。
白い木肌をイメージさせるイリスがエレガントに漂い、サンダルウッドの香りで深みを出しています。
Top サイプレス ミント ホワイトペッパー
Middle ヒノキ ゼラニウム イリス
Base セダーウッド フランキンセンス サンダルウッド
創香について
三重県産ヒノキとしてイメージするのが伊勢神宮。伊勢神宮では、遷宮(※)の際、伊勢神宮内に生息するヒノキが使用されています。
(※遷宮とは、20 年ごとに行われる、内宮・外宮・他全ての社殿を造り替えること。1300 年前の飛鳥時代から行われています)
また、ヒノキ舞台というハレをイメージした言葉もあり、神聖=スピリチュアルな世界観、また透き通るようなヒノキの白い木肌も特徴として創香しました。
トップのホワイトペッパーは白くてクリーンなところ、サイプレスはゴッホの絵にも出てきますが、南フランス地中海あたりに生息し、爽やかな香りでメンズの香水によく使われます。ヒノキの香りにもよく似ています。
ミドルのイリスは、白さを出すのに使われる香料で、非常に高価、今トレンドの香りです。ベースは全体的にウッディーな香りを出すため調香していますが、フランキンセンスは人間が初めて接した香りとしても有名で、焚いた際の白いスーッと立ち上るけむりがヒノキの神聖なイメージとマッチしています。全体的にスピリチュアルで、すっきりとしたウッディーな香りが特徴で、男性のお客様におすすめの香りです。
HIBA
青森県産ヒバオイル配合
日本三大美林のひとつ青森ヒバ。重厚感あるウッディな香りに、清清しさを感じるパインニードルやティーツリーのコントラスト。
甘くあたたかなトンカビーンとアンバーがキーノートとして広がり、贅沢な余韻が漂います。
Top パインニードル ティーツリー グレープフルーツ
Middle ヒバ ジャスミン パチュリ
Base アンバー トンカビーン ムスク
創香について
青森ヒバは、日本の三大美林(秋田杉・木曽ヒノキ・青森ヒバ)のひとつで、ヒノキチオールという成分を多く含んでいます。
ヒノキという名前がついていますが、実際にはヒノキよりもヒバに多く含まれ、殺菌効果が高く、家の土台にも多様されてきました。
ヒバの香りはヒノキに似ていますが、ヒノキよりも香りがどっしりとしていて、力強さがあり、寒さに耐えるような温かなぬくもり感があります。
トップにはあまり香り全体が重くなりすぎないよう、軽やかな香りを調香。
ミドルからベースにかけて、パチュリやアンバーを調香し、力強さを出しています。また、ヒバのつつみこむような温かさを表現するため、トンカビーンやムスクをブレンドしています。
トンカビーンは濃い甘さを表現する香水でよく使われますが、バニラのようなベタっとした香りではありません。
今香水業界でトレンドの香料といわれています。ウッディーな力強さと、その背景にある華やかで温かい香調は、男性にも女性にもおすすめです。
KUSUNOKI
屋久島産クスノキオイル配合
南国の木を象徴するような清涼感溢れるクスノキの香りと、爽やかなベルガモットやグレープフルーツが織りなす心地よいハーモニー。
ミュゲのフローラルが華やかに漂い、ムスキーなトーンがセンシュアルなラストノートへ誘います。
Top ベルガモット オレンジ グレープフルーツ
Middle クスノキ ミュゲ カシミアウッド
Base ムスク バニラ ファーバルサム
創香について
屋久島産クスノキは、南方の木として大樹となる木として有名で、その大きさから時には神木ともいわれ、軽やかで清涼感ある香りが特徴です。
トップは透明感と軽やかさを出すため、柑橘系の香りを調香しています。ミドルのミュゲは三大フローラル(ローズ・ジャスミン・ミュゲ)といわれ、香水で多用されます。
また、カシミアウッドはクリーンで力強いウッディーな香りを出す際に使われますが、飽く迄も造語で、実際には存在しません。
ベースのムスクやバニラは、南国の甘さを引き出し、ファーバルサムはもみの木の樹脂で、キャラメルのような香りが特徴です。
全体的に甘さやフローラルな香りが際立っており、女性のお客様におすすめの香りです。
普段から香りフェチを公言してはばからない僕ですが、最近、とっておきの香りと出会ったので紹介させてください。「KITOWA(キトワ)」は近年、世界規模でフレグランス市場が拡大しているのにもかかわらず、ハイエンドなフレグランスは欧米のブランドばかりで、日本発信のものがほとんどなかったことがきっかけで、2018年に誕生した日本初のメゾンフレグランス。日本の美意識で世界に打って出るという姿勢に共感したのもありますが、それ以上にこれまでになかった独自の香りに感動してしまい、すっかり虜になってしまいました。
ブランド名は、古来より日本で神聖なものとされてきた木は人々の心を癒し、「木は永遠(とわ)」という願いを巡らすという思いに由来。日本にはヒノキやヒバ、クスノキといった、古くから愛されてきた香原料が数多く存在し、建築物にも多用されることから日本人の生活に深く根ざしています。ほかの国ではこれらの木々の分布が少ないため、なじみのない香りでエキゾチックな香りとして認識されているようですが、心が癒されるという点できっと世界にも通用すると確信しています。
というのもKITOWAは、天皇家にも香を納めていた450年の歴史がある香の名跡がバックグラウンド。存在感のある香りをつくる日本屈指のパフューマー(調香師)が、自然の和木からインスピレーションを得て生み出す香りは、大胆かつ革新的です。灯台下暗しとはまさにこのことで、こんなにもリッチな香りが身近にあるとは思いませんでした(反省)。
僕の愛用するオードパルファムは、そのほとんどが天然素材でつくられていて、天然香料にしか出せない高級感や高品質な香りがそれはもう素敵なんです! 特に、ヒノキは伊勢神宮と縁の深い三重県産ヒノキが使用されているとのことで、そうした物語も神秘的。香りに奥行きを感じさせますよね。また、サトウキビから採れた天然由来のアルコールを使用しているらしく、石油由来と比べてつんとした匂いがせず、まろやかな香りなのも気に入っている理由です。
もうひとつ、オードパルファムとともにハマっているのがバスエッセンスです。天然保湿オイルを豊富に使用していて、主成分の天然オリーブオイル(82%配合)は、オレイン酸といって人の皮膚に近い成分。肌になじんで浸透するので、お風呂上がりのしっとりした感じが段違いなんです。しかも、紫外線から肌を守る効果も期待できるらしく、これは我々世代の強い味方ですよね。
ラインナップがすごく豊富で、いろいろ試したいものばかり。デザインがすごく洗練されていて、中でも佐賀県の有田焼を取り入れた「ポーセリン」シリーズには注目しています。いろんなアイテムを試してみるのが、いまから楽しみ!
written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | EAU DE PARFUM |
容量 |
100ml |
サイズ | 箱:高さ17.2cm x奥行5.2cm x 幅5.2cm 重さ 約355g 本体:高さ15.7cm x奥行3.7cm x 幅3.7cm 重さ:約290g |
生産国 |
日本 |
種類 | HINOKI / HIBA / KUSUNOKI |
Notes |
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