ドレッシーな装いにピッタリなノモス定番モデル
タンジェント、ラドウィッグと並んでノモスの定番人気モデルである「オリオン」。
柔らかな曲線を多用したデザインはドレッシーな装いにピッタリ。サファイアクリスタルガラスもドーム型を採用しており、すらりと伸びたラグと共に調和のとれたエレガントさを表現しています。
2021年に登場したこの「オリオン 38 シルバー」の特徴は、シルバーカラーの文字盤に取り付けられたゴールド仕上げのインデックスで、他のオリオンモデルにはない「植字(アプライド)」のインデックスなのです。
とても繊細でありつつエッジの効いたシャープさも併せ持った表情になっています。
ストラップにはアンスラサイトカラーのベロアレザーを使ってエレガントさを加えていますが、ノモス定番のブラックコードバンを付けてみても素敵でしょう。
グラスヒュッテ流の装飾が施された手巻きのムーブメントは高品質の証しであり、オーナーのインテリジェンスが垣間見えるでしょう。
■NOMOS Glashütte/ノモス グラスヒュッテ
ノモス グラスヒュッテはMINIMAL WORDROBE(ミニマルワードローブ)でご紹介する初めてのドイツ時計。ザクセン州・グラスヒュッテで1906年に創業しました。
この地はドイツ高級時計の聖地と賞されるところ。しかし第2次世界大戦の終戦後に旧東ドイツ領となってしまう。そうしてすべての時計ブランドはG.U.B.(グラスヒュッテ時計企業)という国営時計会社に吸収されてしまったのです。
それが1990年の東西ドイツの再統一により一変。グラスヒュッテの時計ブランドが次々と復活していく。ノモス グラスヒュッテも1992年に見事に復活を遂げます。
ノモス グラスヒュッテの特徴はバウハウスの理念を継承したミニマルなデザイン。その魅力を味わえるモデルを厳選してご紹介します。
ノモス グラスヒュッテの特徴は、ドイツの建築・工芸・写真・デザインなどの総合学校であったバウハウスの理念を継承したところ。「デザインは機能に従う」を真理とし、見やすく、着け心地のよい、シンプルな薄型時計を鉄則としています。
そしてその結果、ノモス グラスヒュッテのモデルは、どれもが簡潔を極めたミニマルなデザインのものばかり。まさに僕の理想とするMINIMAL WORDROBEの世界観にピッタリな時計なのです。
今回ご紹介するのは、そんなノモス グラスヒュッテを代表する、3つのコレクションから選んだもの。
まず「タンジェント」は、まさしくノモス グラスヒュッテの大代表。ブランド復活の1992年に発表された最初のコレクションで、ノモス グラスヒュッテのアイコンになっています。ラウンドケースと直線で構成されたラグという徹底的にシンプルなデザインが特徴。アラビア数字インデックスの独特のフォントも、一目でノモス グラスヒュッテだとわかるチャームポイント。モダンで都会的な雰囲気が、オン・オフを問わずにスタイリッシュに着けこなせます。
「ラドウィッグ」はノモス グラスヒュッテで唯一のローマン数字インデックスが特徴。そのため、よりクラシックな印象。細身のベゼルやラグは、基本的には「タンジェント」と同じですが、各部に緩やかなカーブをもたせているのが独特。そこも、よりクラシックな感じで、だから「ラドウィッグ」はクラシックなスーツスタイルによく似合う。正統のドレスウォッチとして活躍します。
「オリオン」は丸みをもったケースやラグが、アンティークのような雰囲気。ドーム型の風防もヴィンテージな味わい。アプライドのバーインデックスも特徴で、シルバー色のダイヤルにゴールド色の針とインデックスというのも洒脱。ある意味、いちばんクラシックということもできて、僕の好きなグレースーツの着こなしにジャストフィットします。
と、今回はどのモデルも、とっても好み。どれがいいかな~。迷っちゃいますね。
Written by Yoshimasa Hoshiba
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品番 | OR1A3GS238 |
カラー | シルバー |
生産国 | ドイツ |
ムーブメント | 手巻き パワーリザーブ約43時間 |
ケース | ステンレススチール ドーム型サファイヤクリスタルバック ガラス:サファイヤクリスタル ケース径:38mm ケース厚:8.9mm ラグ幅:19mm 文字盤:亜鉛メッキ、ゴールドメッキの植字 針:ゴールドメッキ |
機能 | 防水性:3気圧 |
ストラップ | ベロアレザー・アンスラサイト |
Notes |
革製品のお取り扱い上の注意
革の性質上、アルコール除菌スプレーやシートなどアルコール類の多少の付着でも、変色や革が傷む原因となりますので、ご使用の際にはくれぐれもご注意ください。