90年代を象徴するグランジ・オルタナティブバンド「NIRVANA」のカートコバーンが愛したオーバルシェイプサングラスをデザインソースにしたネオグランジモデル。
フロントエンド、テンプルにはヘキサゴンのシルバー925パーツが輝きさりげなく大胆に存在感を演出。
上質なアセテート8mm生地を職人が一本一本丸みを出すように磨き上げ、フレームカーブをフラットにする事で無骨な空気感の中にも洗礼された上品な空気感を演出。
こちらは濃度の高いブラックスモークレンズを採用。眩しさを防止する効果が高く、光を平均的にカットするので色調変化が少なく、自然な景色が楽しめます。

【かけるだけで大人の男の色気がだだ漏れです(笑) 】
4〜5年前だったかな。名古屋にある大好きなセレクトショップ「Alto e Diritto(アルト エ デリット)」にふらっと立ち寄ったとき、ディスプレイされていたサングラスに目が釘付けになったんです。そのとき手にしたのが、今回ご紹介する「CASABLANCA SPECTACLES(カサブランカ スペクタクルズ)」でした。Alto e Dirittoが扱うブランドって、芯が通っていて、僕のフィーリングにすごく合うんですよね。
このCASABLANCA SPECTACLESは、アイウェアブランド「Mr.CASANOVA(ミスターカサノバ)」のクリエイティブディレクターを務める山口啓祐さんが、最高品質の素材を厳選し、「トラディショナル」をコンセプトに立ち上げたブランドです。アセテートのなかでも特に上質なものを使い、シルバー925のパーツ、90%以上チタン製の「TITAN-P」を採用するなど、素材はすべて最高レベル。そして、世界有数の眼鏡の産地・福井県鯖江市の職人さんたちが、一本一本手作業で仕上げています。
このCASABLANCA SPECTACLES、かけた瞬間に伝わってくるのは、大人の男の特権ともいえる、ただならぬ色気。僕がかけると、完全に“昭和のスケベなおじさん”になっちゃうんですけど、むしろそれがいい(笑)。おじさんにとっていろいろ大変ないまの時代、このくらいインパクトと色気のあるアイウェアって、逆に新鮮だと思いませんか?
なかでも、僕が狙っているのが「SUBPOP」というモデル。それぞれのモデル名は、山口さんが好きな音楽レーベルの名前に由来しているらしく、そういった背景も男心をくすぐりますよね。ウェリントンの王道シェイプに、テレビジョンカットが施されていて、さりげないながらも大胆。さらに、フロントエンドとテンプルにはシルバー925のヘキサゴンパーツが輝いていて、完全にノックアウトされました(笑)。
とはいえ、「STIFF」も捨てがたいんですよ。こちらはボストンとウェリントンの中間みたいな “ボスリントン型”。ちょっと柔らかさもありつつ、無骨さも残した絶妙なバランスで、薄めのグレーレンズだから昼夜問わず使えるし、何よりこの立体感と存在感がクセになるんですよ。
普通のようで普通じゃない。この絶妙なサジ加減こそ、CASABLANCA SPECTACLESの魅力。最近のちょっとシュッとしたフレームに飽きた人や、少しクセのあるアイウェアを探している人は、ぜひ試してみてください。年齢を重ねるほど、その人の人生がにじみ出る——そんなアイウェアって、なかなかありませんから!
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | GEFFENBLACKBSL |
カラー | BLACK / BLACK SMOKE LENS |
素材 |
FLAME : ACETATE / PARTS : SILVER925 |
レンズについて |
Black Smoke / UV400 / 濃度85% |
生産国 | 日本 |
Notes |
LENS CURVE:FLAT |
サイズ表記 | F |
フレーム縦幅/横幅 | 50/150 |
鼻幅 | 21 |
レンズ横幅/縦幅 | 53/40 |
テンプル | 145 |
(単位:mm)