スイス軍の依頼を受け、精鋭パラシュート部隊のために極秘で製作した1973年のアーカイブピースを、プロ仕様の高性能な造りとスタイリッシュなデザインで現代風に再解釈したミリタリーウォッチの復刻コレクション”スカイダイバー”。この度商品名称が「スカイダイバーネプチュニアン」から「ネプチュニアン」にリニューアル。
古代より、天候によって急変する海を恐れた人々は、船旅に出る前に海を支配する力があると言い伝えられる神に安全な航路を願いました。
ローマ神話におけるその神の名”ネプチューン”をモデル名の由来とし、ケースバックにモチーフをデザインした『スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック』は、性能の高い防水時計を開発するなど海を舞台に活躍する人々を陰で支えてきた歴史を持つエドックスが、困難や逆境に立ち向かう人々へのオマージュとして誕生しました。
驚異的な1,000m防水、サファイアと同等の高硬度を持つハイテクセラミックベゼル、最上級の夜行塗料のスーパールミノバⅩ1をインデックスに搭載するなど、徹底的にタフネスを追及したプロスペックのダイバーズウオッチです。
【いま買うべきラグスポ時計の大本命】
高級時計の高騰が止まりません。特にスイス時計は、値上げはあっても、値下げというのはほぼ皆無。これにはパーツなどの原材料や人件費の高騰など、さまざまな要因が複雑に絡み合って起こっている現象ですが、最近では中古品ですら定価の上をいく高値で取り引きされていますから、ほしいと思ったときが買い時。コロナ禍で、資産運用のための投資対象としても注目が集まっているのも、価格上昇を下支えしているようです。
そんななか、本場スイスの「EDOX(エドックス)」が、この価格でこの品質を実現しているのはもはや奇跡。僕は10年以上前にフラッグシップコレクションの「クロノオフショア1 クロノグラフ オートマティック」を購入しましたが、気になるモデルが登場したのでもう一本買ってみようか検討中です。だってこの先、どんどん価格が上がってしまったときに後悔したくないですからね(上がると決まったわけではありません)。
で、そのモデルが「スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック」。スイス軍の依頼を受けて、極秘で製作したミリタリーウォッチの復刻コレクション「スカイダイバー」の新作です。これは精鋭パラシュート部隊のために製造した1973年のアーカイブピースを現代的に再解釈したもの。モデル名の由来である「ネプチューン」はローマ神話における海の神であり、ギリシャ神話では「ポセイドン」と呼ばれています。
ちなみに、スカイダイバーは2019年に初登場したコレクションですが、工場書物庫で発見されたデザイン画がきっかけで初めて公になったそうです。なんでも、あるスイス軍の大佐が部下に贈るための特別な時計として、並外れた防水性能をもち「陸・海・空」のいかなる過酷な環境でも使用できる堅牢な時計をオーダーしたのが原型だったらしく、いかにもというか、EDOXのタフネスを追求する時計づくりが垣間見られるエピソードですよね。
僕の本命は、ブラックダイヤル×ブラックラバーストラップか、ブルーダイヤル×ブラックラバーストラップのタイプ。使い勝手のよさを優先すると、そうなると思ったのですが、ほかの2本もそれぞれ魅力的なので、とことん最後まで迷ってみるつもりです(苦笑)。
性能面に関しては、上の説明を読んでいただくとして、EDOXの時計を見るたびに思うのはデザインの落としどころが本当に上手。ラグスポ時計(ラグジュアリースポーツウォッチ)のど真ん中をいく正統性がありながら、ちゃんと“らしさ”もあるんですよ。しかも、まだそんなに他人とかぶらないのも魅力のひとつですよね。しかも全然、壊れない。さすがはEDOXと、いつも感心しています(笑)。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 80120-3NCA-NIN |
カラー | ブラック |
ムーブメント | 自動巻き(EDOX80、38時間パワーリザーブ) |
機能 | 時針、分針、秒針、日付 |
サイズ | 44㎜径、15.6㎜厚 |
ケース | 316Lステンレススティール |
ダイアル | ブラック |
ベゼル | ハイテクセラミック(逆回転防止ベゼル) |
防水性 | 100気圧/1000m |
ストラップ | ラバー |
バックル | 尾錠 |