1911年創業のLUBIAM社は、イタリア最古のテイラーリングファクトリーとして高い評価を得ています。L.B.M.1911は2005年にLUBIAMのスポーツラインとして誕生しました。
カジュアルでモダンなコレクションを得意としています。
ボディはスリムフィットにカラーはボルドー。
トーントーンのグレンチェックで悪目立ちしないデザインです。温かみのある生地で目付360g。
【干場着用サイズ】
身長 177cm、体重 67kg、着用サイズ 48
【「きちんと見えて快適!」 クラシックを更新する次世代セットアップ】
「L.B.M.1911(エルビーエム1911)」は、イタリア最古のテーラリングファクトリーとして知られる1911年創業のLUBIAM(ルビアム)社が手がけるスポーツライン。2006年に誕生して以来、カジュアルでモダンなコレクションを得意としています。最近では、ヨーロッパのクラシックをベースにしたブランドも、以前はテクノ素材と呼ばれていた生地に力を入れていて、時代の移り変わりを感じています。
ほんの少し前まではコロナ禍の影響もあって、ビデオ会議ではジャケットのかたちさえしていればオーケーみたいな雰囲気があったと思いますが、最近は実際に仕事で対面する場面が増えた影響か、世界的に見てもよりきちんと見えるスーツやジャケットの需要が高まっている気がします。でも、こういうきちんとした見た目と、快適な着心地を両立させる服づくりって、実はすごく難しいんですよ。
日本国内においては、天然素材を最高とする欧米基準のヒエラルキーから距離をおいて新しい価値をつくるという点で、新素材の開発や採用に関しては積極的なのですが、それがテーラリングとなると、素材がいくら良くてもそれだけでは完結しなく……。決して、日本のブランドが劣っているということではないんです。
でも、イタリアをはじめとするヨーロッパブランドのほうがストレッチの効いたカジュアル素材を使っても、なぜかきちんとして見えるんですよね。肩のつくり方や傾斜、ラペルが身頃に沿う感じなどなど、一枚仕立てのようなものになればなるほど、差が出る印象を受けます。まあ、こういった機能素材を使ったスーツやジャケットも、皆さんすでに一着は手にしていると思うんで、今回は新しい提案として柄物をおすすめします。
機能素材というと、つるっとした無地のイメージがあったと思いますが、天然素材の質感に似せた千鳥格子とか、グレンチェックといった柄物も出てきているので、二着目にどうかなと思いまして……。柄物といっても、遠目からは無地に見えるくらいの柄の大きさだし、ほぼ無地感覚として使えます。僕としては、むしろ、柄を確かめるためにもっと僕に近寄ってというのが本望(笑)。スーツ、ジャケットともに、同じコンセプトで選んでします。
スニーカーは、こういうスーツスタイル、ジャケパンスタイルに合わせてほしいというセレクト。スポーツブランドにあるコート系のデザインですが、素材の質感や控えめなデザインなど、圧倒的に上品。このへんもクラシックスタイルに溶け込むように、緻密に計算されているなあと思います。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 191-2420620 |
カラー | ボルドー(89) |
素材 | 毛 48% ポリエステル 39% 綿 13% |
生産国 | イタリア |
シーズン | 24年秋冬コレクション |
Notes |
ジャケットサイズ表記 | 46 | 48 | 50 |
肩幅 | 41 | 42.5 | 43 |
バスト | 49 | 50 | 52.5 |
ウエスト | 44.5 | 46 | 47.5 |
着丈 | 69 | 70 | 70.5 |
袖丈 | 62 | 62.5 | 63 |
裄丈 | 84 | 86.5 | 86 |
※素材の特性上、サイズ表と若干個体差が生じる場合がございます。平置きの寸法です。
(単位:cm)
ジャケットの袖の仕様について
袖の仕様は、本切羽となります。袖の修理をご希望の方は、市中のお直し屋さんに直接ご相談くださいませ。