樹脂加工の二軸性伸縮繊維の生地で製作された裏地付きのボンバーです。
撥水加工を施し、ネックと裾と袖口はニット仕立て。フロントはダブルカーソルのジッパーとホーンボタン閉めになっており、フロントポケットは大人の余裕を感じるホーンボタン閉めに。実用的な内ポケットはジッパー閉めになっています。
実用性とエレガントさを両立させた大人に似合うカジュアルアウター
最高級のフィルパワーを誇るグースダウンを使ったダウンジャケットが大人気の「MooRER(ムーレー)」ですが、春夏シーズンも大人の男性にふさわしいラグジュアリーなアウターが揃っています。そこで今回は、MooRERのコレクションのなかから僕が個人的に狙っているアイテムを紹介します。
まずは、アメリカ軍のフライトジャケットの原点といわれる「A-1」とよく似た「CARLOS-KN」。第一次世界大戦で使用されたA-1は、襟がリブニットでボタンフロントなのですが、独特のクラシックな趣があって、年齢を重ねるごとに好きになっています。僕も、こういう落ち着いたデザインがしっくりくる年齢になったんでしょうね。
オリジナルのA-1ではシープスキンが用いられていましたが、MooRERの「CARLOS-KN」では上質なテクニカル素材を使っていて、縦・横・斜めに均一に全方位ストレッチ。軽くて、撥水性があるので、雨が続く梅雨の時期にもぴったりです。マットな質感やきめ細かさ、ソフトな肌触りを特長とする素材感も、大人の男性に似合うと思います。色は、ミリタリー特有の“らしさ”が感じられるネイビーとカーキで迷っています。
もうひとつは、「M-65」フィールドジャケットをMooRER流に解釈したような「PORTO-KN」なのですが、これが面白いのは、ミリタリーをベースにしながら、テーラードジャケットのディテールも採用していること。実用性とエレガントさを兼ね備えたハイブリッドな一枚なんです。こういうポケットのたくさん付いたアウターは昔から好きで、バッグを持たずに出かけられるから本当に便利です。
こちらを買うならネイビー一択でしょうね。イタリアのオジサンたちに影響されたのもありますが、ネイビーならジャケットの上からも着られて、ビジネススタイルにも使えますからね。フツーの人がフツーに着られるのは、間違いなくこの色です(笑)。
あとMooRERでは、素材だけでなく、ボタンやファスナーなどの付属品もすべて特注品。隅々にまで美学が貫き通されているので、カジュアルでも決してだらしなく見えないんです。こういう細かな積み重ねが、品格を生むんでしょうね。決して安い買い物ではないので、何年でも飽きずに着られることも大事です。そういう意味でも、MooRERのアウターは自信をもっておすすめすることができます。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 212-31807 |
素材 | 88% ナイロン、12% ポリウレタン/ 65% アセテート、35% ポリエステル/ 100% ナイロン |
色 | DARK BLU(78) |
生産国 | イタリア |
Note |
サイズ表記 | 44 | 46 | 48 | 50 |
バスト | 103 |
107 |
111 |
115 |
肩幅 | 42.6 |
43.8 |
45 |
46.2 |
ウエスト | 96 | 100 | 104 | 108 |
着丈 | 60.7 |
62.3 |
64 |
65.7 |
裄丈 | 87.4 |
89.2 |
91 |
92.8 |
(単位:cm)