
【これがまさかシーアイランドコットンとは!!】
かつて世界の主流だった米国産シーアイランドコットンが消えてから約100年。2004年からニューメキシコ州立大学の試験農場で試験栽培を繰り返し、13年の年月を費やして復活したのが「アメリカン・シーアイランドコットン」です。僕がクリエイティブディレクター務める「30/70(トレンタセッタンタ)」では昨年に引き続き、この原材料を使ったアイテムを強力プッシュしていきます
シーアイランドコットンというと、カシミヤのような肌触り、シルクのような光沢と表現され、一度着たら虜になってしまうといわれる半面、汗をかくと肌に吸い付いて不快感を覚えたり、型くずれしやすいなどの難点がありました。しかし30/70では、軽やかでしっかりと目の詰まった編地をつくり出す特殊な機械でライトウェイトに仕上げた生地により、そうした問題を解消。「terroir(テルワール)」シリーズとして人気を呼んでいます。
自分自身、これまでいろんなブランドのシーアイランドコットンのニットポロを何枚も着てきましたが、正直、原材料の特性だと思ってあきらめていた部分も多かったのも事実です。ところが、30/70のサンプルを試着してびっくり。ドライな肌触りで汗をかいても快適だし、型くずれしにくかったりと、これまでのシーアイランドコットンに対する先入観を見事に覆してくれたんです。
しかも、自宅で洗濯できるようにウォッシャブル対応の糸を使うなど、メインテナンスの面でも安心。これなら素肌に一枚で着て、その心地のいい肌触りを存分に楽しむこともできますよね。ニットポロ、クルーネックともにベーシックなデザインなので、ガンガン着てほしいと思います。今シーズンから加わった1960年代風のボーダー柄も、遠目では無地に見えるので、着こなしはそんなに難しく考える必要はありません。今年らしいちょっとレトロなコーディネイトの味付けに活用していただけると幸いです。
個人的には、BERWICHの少しユルめなテーパードパンツの「SCOTCH」に合わせて、足元はスリッポンかサンダルといったリゾート風のスタイルでいこうと思っています。サイズ感はピタピタより、ちょっと余裕があるぐらいがよさそうです。一見するとシンプルで物足りなく感じてしまうかもしれませんが、そこはあえて小物を足したい気持ちをグッとガマン。そのへんのバランスが夏の着こなしの難しさでもありますが、サングラス、時計ぐらいでフィニッシュさせるのがちょうどいいかな。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 4250 |
カラー | ブラック |
素材 | 綿 100% |
生産国 | 日本 |
Notes | 18G、天竺 |
Size:46 | Size:48 | |
着丈 | 65 | 68 |
身幅 | 50 | 53 |
肩幅 | 39 | 41 |
袖丈 | 25 | 25.5 |
単位:cm
●Men'sアイテム ヌード寸法適応表
Size:46 | Size:48 | |
身長 | 165-175 | 170-180 |
胸囲 | 86-94 | 92-100 |
単位:cm