ルイファグランアーカイブスから1950年代モデルの復刻版:スクエア クロワゼ カット
小さめの12mmスクエアカフリンクスにギヨーシュのクロワゼカットを描いたデザインはビジネスマンの定番として人気。
シンプルで上品な風合いはビジネスシーンでクラシックエレガンスを演出してくれます。ステータスシンボルとしても愛される逸品です。
【いいスーツには、いいカフリンクスが必要です】
少し前に、ファイブワン銀座本店で自己最高レベルと思えるグレイフランネルスーツをオーダーしたのをきっかけに、王道のスーツスタイルをあらためて考えてみたい気分になりました。僕にとって理想の男性像は、映画『007』シリーズのジェームズ・ボンド。昨年、公開された最新作に影響されたのもありますが(笑)、英国調のスーツを手に入れたことで、ダブルカフスのシャツが欲しくなり、ARCODIO(アルコディオ)にそれをリクエストしたんです。
そうすると、当然カフリンクスが必要になるわけですが、小さい面積だからなのか印象的なデザインのものを選ぶ人が多くて……。でも、それだとかえって袖が悪目立ちしているように感じるんです。実はカフリンクス選びは難しくて、自分としては腕時計とのコンビネーションがカギだと思っています。ケースの色と揃えたほうが統一感も出るし、主張の強い貴石が入っているタイプはコーディネイトのハードルを上げるだけ。だから、ここでは極力シンプルな四角や円形のものを選びました。
前ふりが長くなってしまいましたが、この「Louis FAGLIN(ルイファグラン)」は、1899年にフランスで創業し、20世紀に入ると世界的な有名メゾンからの依頼でさまざまなOEMを請け負ってきた名門中の名門。そんな由緒正しい出自ゆえ、アーカイブも豊富で、フルオートメーションでは実現できない伝統的な“ギヨシェ”や、“ダイアモンドカット”の一部はいまだ手動の機械を用いながら微妙なカットを復元しています。
今回、僕が選んだのは1900年代初期から1950年代モデルのヴィンテージの復刻版。実はこのLouis FAGLINというブランドは、僕が編集長をしている「FORZA STYLE」を通じてご縁ができたのですが、知れば知るほど好きになってしまう魅力があり、本物志向のデザインと昔ながらの技法を用いることで、メンズジュエリーとアクセサリーの世界にシックなラグジュアリー文化を提供しています。
これまでダブルカフスのシャツに不可欠なカフリンクスは、タキシードを着るようなフォーマルな場面でしか使ってこなかったのでとても新鮮。前述の通り、シルバー、イエローゴールド、ピンクゴールドといった、時計のケースとばっちりハマった感覚は、快感以外の何ものでもありません。まさに、気絶からの昇天ですよね(笑)。
しかも、価格がお手ごろというのもうれしい限り。サイズはどれも12ミリなので、小さいながらもセンスよく袖口を引き締めてくれると思います。こういうアクセサリーを使いこなせるようになったら、もうおしゃれ上級者かなと。言葉にするのは難しいのですが、押し引きの塩梅というか、これみよがしな主張はやっぱり野暮に感じますが、そこはかとなく漂う品の良さはいつでもウェルカム。そこのバランスを自在にコントロールすることができるようになったら、もう免許皆伝です(笑)。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | C05-4844RD |
素材 | 18K Rose Gold Plated Brass |
カラー | ローズゴールド |
サイズ |
約12mm - 約3.7mm - 約21mm(直径-厚み-全体長さ) ※個体差がございますのでご了承くださいませ。 |
生産国 | フランス |
Note |
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