38mm幅のクラシックレザーベルト。
パラジウムコーティングのロゴ入りのバックル。
スペイン産ダブルバットレザーを採用。この革はヨーロッパの厳選された成牛原皮のバット判(背から臀部の部位)を使用しております。バットは腹(ベリー)、肩(ショルダー)に比べて非常に厚みがあり、繊維が緻密に絡んでいます。原皮1枚からなんと35%ぐらいしか取れない希少価値のある部位で、馬具に使用されるサドルレザーやブライドルレザーもこの部位が最適とされています。
職人が丁寧に手磨きを加えた深みのある美しいコバに仕上げ。
38mm幅のボリューム感のあるベルトは、レザージャケットとの相性も良く、Tシャツなどのシンプルなコーディネートのアクセントになる主役級のアイテムです。
【究極の素材を、究極のシンプルなデザインで】
いまだ「FIXER(フィクサー)」の素性は謎のままですが、新作が入荷と聞くたびにカラダが反応してしまいます。そう、まるでパブロフの犬(苦笑)。今回もサンプルを取り寄せて自宅に届いたダンボールを開けてみると……ヤバい、ヤバすぎる。僕のなかの本能が、そう語りかけてきます。
箱の中にあったのは、以前購入したライダースジャケットの「F1」と「F2」。でも、感じがまったく違う。な、なんと素材がスウェードになっているじゃありませんか!! 表革はハードで骨太なイメージだったのに対し、こちらはぐっとシックで落ち着いた印象。同じデザインなのに、素材でこうも変わるとは正直驚きです。オリジナルジッパーも、スエードのおかげでインパクトが和らいで見え、余裕のある雰囲気を醸し出しているし……。すでに何着もあるのに、性懲りもなくこの秋もライダースが増えてしまいそうです。
大物のライダースをひと通りチェックしたところで、その下にベルトとシャツがあるのを発見。ベルトは、バックルにパラジウムコーティングと925 SILVERを使った2タイプあり、いずれも控えめにロゴが施されています。使い込むほどに味わいが増しそうなレザーもいい感じ。一方のシャツは、小ぶりな襟とスリムなシルエットで、イメージ的にはモード7:クラシック3といったところでしょうか。いずれも、究極の素材を、究極のシンプルなデザインに落とし込むことを真骨頂とするFIXERらしい仕上がりです。
通常のファッションブランドは、シーズンによって打ち出すテーマやスタイルがあって、それにもとづいた商品構成になっているわけですが、FIXERの場合は何が出てくるのか予測不可能。おそらく、そのときどきで自分たちが着たいもの、欲しいものをラインナップしているんでしょうね。いいライダースができたから、それに合わせるアイテムを出してみようとか。
いまの時代、徹底的にマーケティング調査をして、ターゲットに向けたものづくりをするのが当たり前になっているなか、こんなふうに自分たちの好きなものだけつくって成立させているブランドはほかにありません。世の中のトレンドに流されないという強い意志を感じるし、ブランドプロフィールを一切明かさないのもきっと製品だけで勝負したいという思いからだろうし。そういう姿勢もカッコよくて、ファンにはたまらない魅力になっているんですよね。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | FBL01BLACK |
カラー | ブラック |
素材 | パラジウムコーティングバッグル / ダブルバットレザー |
バックルサイズ | 縦幅52mm × 横幅45mm |
Notes |
革製品のお取り扱い上の注意
革の性質上、アルコール除菌スプレーやシートなどアルコール類の多少の付着でも、変色や革が傷む原因となりますので、ご使用の際にはくれぐれもご注意ください。
サイズ表記 | 75 | 80 | 85 | 90 | 95 | 100 |
ウエスト | 75cm | 80cm | 85cm | 90cm | 95cm | 100cm |
全長 | 90cm | 95cm | 100cm | 105cm | 110cm | 115cm |
幅 | 38mm | 38mm | 38mm | 38mm | 38mm | 38mm |