「モデナの怪人」との異名を持つイタリアのファッショニスタが手掛けるブランド、ガブリエレパジーニのセットアップスーツを今春夏は干場別注でご用意しました。
2022年より、生産背景をイタリアのルビアム社に移し再スタートを切った同ブランド。現代的なストリートスタイルとクラシックスタイルを融合させたガブリエレ氏独自のエッセンスが注入されたコレクションの中から、6ボタンのダブルジャケットにワイドパンツを組み合わせたエクスクルーシブのセットアップスーツをオーダー。
採用されている生地は、ライトウェイトのウール100%の生地ながら、ナチュラルストレッチが利いた着心地抜群の素材。ほんのりモードな雰囲気も漂い、ビジネススタイルとは全く異なる新しいスーツスタイルを提案いたします。
【干場着用サイズ】
身長 177cm、体重 67kg、着用サイズ :46
80年代のバブルのときの気分がなんだか気になります
80年代風のバブルっぽいスーツがずっと気になっていて、ジョルジオ アルマーニの昔の広告を引っ張り出して、ひとり眺めていたりしていたんですけど……。柔らかな生地で、風に揺れて、パンツが極太。仕事には着られないけど、遊びで不良っぼく着るにはやっぱり気分が上がります。
そんな僕のごく私的な気分にぴったりきたのが「Gabriele Pasini(ガブリエレ パジーニ)」のセットアップスーツでした。Gabriele Pasiniといえば、「モデナの怪人」の異名をもつ人物で、ナポリの伝統的なサルトリアーレの技術をベースに、現代的なストリート感覚を融合させたスタイルに定評があります。そんなGabriele Pasiniで、バブルっぽいスーツが見つけられるとは思っていなかったので、正直驚きましたよね。
このセットアップは、ミラノの展示会で見た途端、あまりに気に入ってしまい、値段も聞かずに「すぐ買います!」と言ったほど。大きなラペルの6ボタンダブルのジャケットに、迫力のあるワイドパンツ、ライトウェイトの100%ウールの生地はナチュラルストレッチが利いていて着心地抜群です。歩くたびにジャケットやパンツが優雅に揺れるのも、まさに僕のいまの気分なんです。
東京で着るんだったら、インナーは白のニットやTシャツ、足元はスニーカーがいいでしょうね。遊びのスーツだから、ジャケットのVゾーンはアイロンでクもう少し広く見えるようにクセをつけて、下のボタンひとつ掛けで着てみようかな。
夏のリゾートで着るだったら、足元は柔らかなローファーで、髪型はニュアンスの効いたグラデーションボブ。で、知性を感じさせるセル巻きのボストンメガネをかけるとか……。南イタリアの島とか、南仏サントロペとか、ギリシャのサントリーニ島なんかに行きたいなぁ。朝から何にもせずに、大好きな人ふたりでゆる〜く過ごしたい。このセットアップが手元に届いてからというものの、どんどん妄想が広がっています(笑)。
着こなしの参考としておすすめなのが、当時のドラマや映画です。国内の作品だと『あぶない刑事』の舘ひろしや柴田恭兵、『ニューヨーク恋物語』の田村正和も、こんなスーツを着ていてカッコよかったなぁ。海外だと『アメリカン・サイコ』のクリスチャン・ベールとか、『アメリカン・ジゴロ』のリチャード・ギアとか、『特捜刑事マイアミ・バイス』のドン・ジョンソンとフィリップ・マイケル・トーマスとか……。いろいろ観直したくなります。
80年代は、大人の男が輝いて見えた時代。あんなふうになりたいなぁ(笑)。
Written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 8008/44148/1 |
カラー | ネイビー |
素材 | パンツ:ウール100 % |
生産国 | イタリア |
Notes |
パンツサイズ表記 | 44 | 46 | 48 | 50 |
パンツウエスト | 81 | 85 | 89 | 93 |
裾幅 | 23.1 | 23.4 | 23.7 | 24 |
股下 | 75 | 75 | 76 | 77 |
(単位:cm)
パンツの仕様について
パンツの仕様は、アンフィニッシュ仕上げになっています。
第267回目のMINIMAL WARDROBEチャンネル(@MINIMAL WARDROBE )は、干場も気に入りすぎて展示会で即買いした大人のスペシャルスーツセットアップがMMWに登場!
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