ES:Sにおける定番のトレンチコートにウールサージ生地が新登場!
硬く、男性的で、英国調のイメージも持ち合わせるトレンチコートを、本来持つ多くのディテールをうまく排除し、フォルムでデザインする、という視点で構成されています。
衿から祖坐先にかけるラグラン線を下方と前方に流すようにカッティングすることで、体系やインナーに左右されにくい、多くの体形にアジャストする計算された肩と袖。
大きくカーブするラペルラインがヨーロッパ的であり、エレガントな雰囲気を併せ持つ。男性にはもちろん、女性にも着用いただきたいコート。
新素材、ウールのサージ。ミリタリー調の主張有る綾目織の組織が武骨さを出しつつも、辛く武骨すぎるその表情に、程よい柔軟さやタッチの柔らかさを加味すべく、薬品での加工を施し、生地表面の凹凸と柔らかさ、また加工時に起こる若干の色落ちによって、何とも言えない風合いある色目も実現。 ただあくまでドレス感を損なわないよう、やれた表情の完成は避けています。 あくまで生地の風合いを増す、という意味での加工を施しています

数年前に知って以来、「ES:S(エス)」のトレンチコートのどハマりしています。2014年にスタートした比較的新しいブランドですが、このコートは春夏、秋冬と素材を替えながら毎シーズンつくっている人気商品。もはや定番ともいえる、完成度の高さが魅力です。
ES:Sの何がいいかって、大人が似合う王道な見た目ながら、トレンドのビッグシルエットのサジ加減が絶妙なんですよね。ラグランスリーブの落ち感や、ボタンを上まで留めたときに出る丸みのある胸のカッティング、襟元の表情など、あまりに良すぎて、ここ最近はこればかり着ていました。
しかも、ミリタリー由来の本格的なつくりながら、エポーレットやガンパッチ、D冠といった、トレンチコート特有の象徴的なディテールをことごとく排除。それでいて、しっかりとトレンチ顔に仕上がっているんですから、ミース・ファン・デル・ローエが唱えた「Less is more」などの言葉に代表される、ミニマリズムの精神に通じるものを感じます。
僕が大好きな90年代のジョルジオ アルマーニにも似た雰囲気があり、見た目の派手さはないものの、丁寧なつくり込みで着心地がよく、日常に溶け込むデザインであることもお気に入りの理由。スーツやジャケパンなどのビジネススタイルに合わせられるのはもちろんですが、Tシャツにリブパン、スニーカーといったいまどきのスポーティなカジュアルスタイルにも相性抜群です。雨の日や出張にも使えて、着た瞬間にカッコよくなれる、間違いのない一着です。
written by Yoshimasa Hoshiba
written by Yoshimasa Hoshiba
品番 | 23WCO-OMILW-104 |
素材 | ウール 100% |
色 | カーキ |
生産国 | 日本 |
Note | 総裏地 |
サイズ表記 | 0 (LM) | 1 (MS) | 2 (MM) | 3 (ML) |
バスト | 125 |
129 |
133 | 137 |
裾回り | 152.8 |
156.7 |
160.7 |
164.7 |
袖丈 | 76.4 | 77.9 |
79.4 | 80.9 |
裄丈 | 86 |
87.6 |
89.3 | 91 |
着丈 | 105 |
107 |
109 | 111 |
※サイズ0(LM)は、レディースのサイズM相当となります。(単位:cm)